税理士は時には税務に限らず頼りにされる存在

最近ではインターネットの利用に際して、検索することが入り口になるのが当たり前になりました。その方が素早く目的の情報にたどり着けるからです。

少し前までのネットの世界では、ポータルサイトを経由することが一般的でした。

これは当時の検索技術が未熟であったことや、旧来のメディアのように、「目次から探す」という習慣が、利用者側にも根強く残っていたことが影響していたと思います。

検索技術が発達したいまでも、ポータルサイトにはまだまだ価値があると思っています。見知らぬ雑誌をパラパラとめくっていて、思わぬ発見をする経験をしたことがある人も多いでしょう。

ポータルサイトには、情報の一覧性や集積化というメリットがあります。これは事業活動でいうワンストップサービスのようなもので、そこへ行けば必要なものが揃うという安心感があります。

このような業態を求められるのが税理士の仕事です。本来の税理士業務は税務代理にある訳ですが、事実上、それだけでは税理士の業務は成り立ちません。

会計のサポートから、資金繰りに経営者と一緒に取り組んだり、融資交渉に向けた対策を練ったり、税務調査では税務署の職員との交渉役になったりします。

税務とそれに関連する業務を行うことは、およそ経営者の仕事に寄り添う存在になることで、まさに経営者のパートナーとしての存在と言えるでしょう。

時にはアクシデントへの対応を求められることもあります。出先で手形を紛失したことに気がついた、取引先が不渡りを出したなどと、緊急性がある場合もあるでしょう。

こうした時には、素早くかつ複合的な対処が必要です。弁護士の手配や、金融機関への緊急融資の申し込みなど、経営に悪影響を及ぼす事態を最小限に食い止めることが必要です。

その他にも、日常的な相談事として、経営者としての悩みを打ち明けられることも珍しくありません。

売掛金が回収できないことや、社会保険や生命保険など、経営に関するものも当然テーマとして出てくるでしょう。

さらには従業員の処遇についての問題や、プライベートな法律が関わる問題など、およそ税理士の仕事とは思えないような相談を受ける機会も少なくありません。

経営者とはとても難しい立場です。ちょっとした一言が、従業員や取引先に与える影響は図り知れず、孤独であると言うことも出来るでしょう。

そうした時に頼りにされるのが税理士の存在です。単なる話の聞き役としてだけではなく、問題解決の実務能力を有していたり、適切な解決方法を提案してくれたりします。

まずはこの人に話してみようと思われる税理士は、経営者にとって貴重な存在です。そのような信頼関係が築くことが出来るのは、素晴らしい役割りだと思います。


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